スタジオ照明

SubstanccePainterでの作業を終えたので、Mayaに戻ってマテリアルの設定とライティングを行います。
Mad Carでアニメーションをつけたのですが、それは後で使うとしてまずはスタジオ撮影風なシーンを作ります。



円柱から、余計な部分を削除して、床と壁のエッジを伸ばして簡単なスタジオセットにします。



FDの真上にArnold用のエリアライトを置きます。
エリアライトはMaya標準ライトにもあるのですが、Arnoldでは正しくレンダリングができません。そのため、Arnold専用のエリアライトがあるのでそちらを使用します。
エリアライトは面積を持ったライトで、その光源が映り込むのが特徴です(映らなくもできます)
金属などの反射を表現するのは、使いやすく、間接光になるのでスタジオ撮影時のレフ版と同じように使用することができます。



車の後ろ側面にも映り込み用のオブジェクトを置いています。
レイトレースによるレンダリングでは、自己発光を行うと他のオブジェクトにも影響を与えることができるので、Emissiveを高くしたポリゴン板を置くことで反射素材として使っています。
エリアライトや反射素材を使うことで、長細いライン又は広範囲の映り込みを作り出し、滑らかな車の曲面を強調することができます。



ボディのマテリアルは「ai standard surface」のプリセットから「Car Paint」を使って作成します。



車のボディーの反射は鏡のようにきれいに反射しないので、反射が少し歪むようにボディの表面に大小2種類のnoiseを混ぜて、少し歪むようにしています。