GozとはZbrushの新機能の一つで、ボタン一つで他のソフトに
モデルを渡す事ができるすぐれものです。
設定は「Preference」>「GoZ」から行います。
「path to …」はGoZで使いたいアプリケーションの
場所を指定するもので、初めてGoZを起動した場合は自動的に
画面が出ます。
「3Dアプリのexeのあるフォルダの指定」>
「GoZのインストール」という
手順となり、3DアプリごとにGoZを入れることになります。
「GoZ」は現在選択されているSubToolのみが対象となります。
「All」はすべてのSubToolが対象となります。
「Visible」は表示されているSubToolが対象となります。
右端の「R」ボタンを押すと、アプリケーションの切り替えを
行う画面が出ます。(わかりずらいw)
3Dアプリからzbrushに戻すには、MAYAだとシェルのアイコンで、
MAXだとメニュー>GoZ>GoZBrushで戻れます。
体のリトポする前にコンセプトデザインに基づいてMAYAで
モデリングした翼をzbrushにもってきてグリグリしてます。
グリグリしてこんな感じになりました。
この後、リトポしたボディーとマージして、
スカルプを転写します。
何を思ったか最初のデザインと違うデザインで羽を作ってみたのですが、やっぱり思いつきの即興で作ったものはよくないね。
ShadowBoxは正面、側面、下面をマスクペンで描くと、
中央に3Dオブジェクトができるという機能で、影を描いて
モデリングするという面白い機能です。
最終的にはリトポが必要になりますが、
今回はこれで武器を作ってみました。
この程度なら、ポリゴンでモデリングしたほうがはやかったなw
ShadowBoxでモデリングするに当たって、どちらの向きを
向いているか判断が出来るように、用意されているShadowBoxを
使います。
LightBoxの中のTOOLを選択するとShadowBoxが4つ程ありますが
違いは解像度で大きい数字程、メッシュの細かい作業が
可能のようなので今回は512をダブルクリックして選択。
カンバス上でマウスの左ボタンを押しながらドラッグして描画し
EDITボタンを押します。
マスクで影を描画してそれを形にするので、
ブラシはマスクブラシを選択します。
通常のモデリングと同様にマスクを描く時は、
CTRLを押しながらでないとマスクブラシが選択出来ないので、
CTRLを押しながらカンバスに描画していきます。
正面や横・上面などからマスクを描いて
複雑な形状を作成していきます。
キャラクターを作るとき、コンセプトデザインを
行わない学生が多いですw
「特に頭の中にあるから大丈夫!!」という人ほど駄目ですな。
頭にあるものは簡単に変更できるのでぶれ易いし、比較が難しい。
基本紙(デジタルでもいいですが)描く事で頭の中のアイディアや
コンセプトを固定化することができると私は考えます。
一部の優れた方々はいきなりできるのでしょうが、
凡人の私などはしっかりした下準備が必要なのです。
キャラクターはそれだけでは存在しているわけではなく、
彼?彼女?を取り巻く世界があります。
その世界をひっくるめて設定をしないと説得力のあるキャラクターは
できません。
ではどうやってその世界観などを構築するのでしょうか?
それは私の授業に出てくださいな~
記念すべき100件目の記事は・・・
リトポする際に裏側が見えてしまうので、だんだんオレンジのライン
が交差して見にくくなってきませんかね。
そんな時は「Prefernese」>「Draw」>「Back Opacity」の値を
下げると裏側が見えなくなり作業しやすくなりますが、
透けなくなるので値を変化させながら行います。
SDiv1の比較ですが、最初左でリトポして右になっています。
大まかな形をスカルプで変形していたものが、
ポリゴンは増えてますが形に沿って新たなモデルになっているのが
分かりますね。
フリーランスのデザイナー 3D、編集、DTP・WEBと 何でもござれの 歌って踊れる? グラフィックデザイナー。 色々な学校でCGの講師業も やっており、自分でも何が 本業かわからなくなって いますが、手の届く範囲で 小さく活動中。